HOME > NEWS & TOPICS > 国際高専トークセッション デザインシンキングを考える

新着情報

国際高専トークセッション デザインシンキングを考える

2017年8月16日

デザインシンキングの教育への活用法を探った松下教授(左)と佐宗氏(右)

デザインシンキングの教育への活用法を探った松下教授(左)と佐宗氏(右)

2nd ICT information session held.

The session was held on Saturday, August 5th at KIT Tokyo Toranomon Campus. 22 people, including parents/guardians of junior high school students and cram school teachers attended.

The theme was “Design Thinking”. Design Thinking attracts attention from educational institutions from all over the world and is an essential element in developing innovation.

First, Omihito Matsushita, a KTC professor who uses Design Thinking in his classes gave a lecture. After that, he and Mr. Kunitake Sasou, whose job is innovation producer, held a panel discussion. They talked about trends in Design Thinking in the education world and how Design Thinking will be used in ICT education.

Professor Matsushita said that he wants students to work on creative activities and learn how to design from their first days at ICT. Mr. Sasou talked about growing interest in Design Thinking in education worldwide. He also talked about the traits that innovators have, such as who can think beyond their scope of expertise, create things from ideas, and who are able to understand advanced topics. They talked about what will be expected of students at ICT.

The next information session will be held on Saturday, October 28th. Detailed information will be provided on ICT web page at a later date.

 

第2回国際高専トークセッションを8月5日(土)に金沢工業大学大学院東京虎ノ門キャンパスで開催し、中学生の保護者や教育関係者など22名が参加しました。

今回のテーマは「デザインシンキング ー新たな未来を築く教育ー」。デザインシンキングとは、世界の教育機関が注目する教育手法で、これからのイノベーションをリードするために必要不可欠な要素です。顧客の目線に立って観察し、課題を見つけ、解決するためのアイデアを発想、プロトタイプ(試作品)をつくって改善点を見出し、またアイデアを練るというプロセスを繰り返しながら、イノベーションを生み出します。答えのない課題に取り組むための有用なアプローチとして、ビジネスの現場でも広く用いられています。

はじめにデザインシンキングによる教育を推進する松下臣仁教授による「デザインシンキングによる創造性教育」をテーマとした基調講演があり、続いて「イノベーションプロデューサー」として活躍する佐宗邦威氏をパネリストに迎え、国内外の教育現場でのデザインシンキングの動向や、国際高専でのデザインシンキングの取り組みについて両氏が意見を交わしました。

「デザインシンキングは大学院など高等教育機関での導入が目立つが、年齢の低いうちから創造的な活動に取り組み、自然とデザインの力を身につける教育をしたい」と思いを述べる松下教授に対し、佐宗氏は「香港、韓国、シンガポールなど、さまざまな国の教育現場でデザインの力に注目が集まっている。アメリカのシリコンバレーでは小中学校でデザインシンキングを実践している例もある」と、デザインシンキングへの世界的な関心の高まりを紹介しました。

佐宗氏はまた、企業で新規事業の立ち上げに携わった経験から、「専門分野を横断してモノを考え、アイデアをすぐにカタチにできるモノづくりの力を持ち、さらに大学院レベルの理論を身につけている人はどんな企業でも重宝される。そういう人がイノベーションを起こしていく」とこれからの時代に必要とされる人材像を語り、国際高専から始まる大学院までの9年一貫教育に期待をにじませました。

次回のトークセッションは「グローバルリーダー」をテーマに、10月28日(土)に開催します。詳細は国際高専ウェブサイトでお知らせいたします。

20170805-4

デザインシンキングの基本について
講演する松下教授

20170805-0

世界的な関心を集める教育手法に
耳を傾ける参加者